#Jo Hrasko(as)#Marcel Hrasko(bs)#Benoit Quersin(b)#Gerard Pochonet(dr)#John Peter(g. on B)#Martial Solal(p)#Lucky Thompson(ts)#Andre Paquinet(tb on B)#Charles Verstraete(tb on A)#Christian Bellest(tp on A)#Fernand Verstraete(tp on B)#1956年#UK Vogue原盤#Jazz#Bop#貴重盤

70年代中頃には音楽から身を引き、晩年にはホームレスで”世捨て人”として暮らしたLucky Thompson。彼が米国商業音楽業界への嫌悪から渡仏後の56年にパリで録音された貴重音源を収録した一枚。当時売り出し中だったMartial Solalを加えたGerard Pochonet楽団との共演盤[Lucky Thompson With Gerard Pochonet's Orchestra]の英国Vogue盤の出品です。

パーカーとの1946年のダイアル・セッションで共演や、ソプラノをいち早くジャズに持ち込んだことでも知られる、ビバップ期を代表する米国人サックス奏者の一人Lucky Thompsonによる56年3月と4月の二日間のセッションの模様を収めた貴重盤。Mary Lou Williams Quartetや、後にRay Bryant Combo等に参加した仏ドラマーGrrard Pochonet率いるオーケストラに、当時売り出し中のMartial Solalを迎えての貴重音源を収録した名盤です。

Thompsonの自己主張しすぎ無い，少し引き気味の渋い演奏が堪能出来る一枚。ほとんどがThompsonによるオリジナル曲で構成されており、Martial Solalの勘所を押さえたピアノも好印象です。”Quick As A Flash”、”The Parisian Knight”、”Once Upon A Time”等の痛快でノリの良いナンバーから、しっとりと聴かせる”Angel Eyes”や、ブルージーな”But Not Tonight”等、水を得たように伸びやかな演奏が素晴らしい名盤です。

大変貴重な当時のオリジナル盤です。仏Swing盤[Lucky Thompson & Gerard "Dave" Pochonet All Stars - Vol. 2]、US Transition盤[Lucky Strike]と同年リリース、同内容のUK Vogue盤です。あまり此方のオークションでは見かけ無い一枚ですので、お探しだった方や興味がある方は是非ご検討下さい。


■リリース情報

Vogue Records LAE 12022
英国オリジナル盤 モノラル盤
1956年リリース
オリジナルピクチャースリーブ
両面コーティング
フリップバック
外溝あり

■コンディション

盤 VG+~VG++(ややスレ。ほぼ再生に影響の無い、極浅い小傷がほんの僅かにあるだけの艶のある良好な盤です。チリも僅かで、嫌なノイズもほとんど感じないクリアな再生が楽しめる盤です。レーベルも薄いスピンドルマークありますが比較的良好です。)

スリーブ VG+(エッジスレ、極小さな角打ちあります。裏側に経年による変色，薄汚れがあります。抜け裂けのダメージは無く、全体的にはしっかりとした状態です。)


此方の商品は現状渡しになります。
基本的に検盤は目視にて行っております。気になる箇所がある場合には試聴しておりますが、全面試聴はしておりませんので、見落とし等が有る場合がございます。また、再生環境等により聴感上で違いがある場合がございます。併せて御了承の程お願い致します。
コンディション等の表記はあくまでも主観的なものです。御参考までにお願い致します。
品である事を御理解の上、NCNRのお取引を御願い申し上げます。
試聴音源は敢えて最悪のセッティングを想定し、簡易ポータブルプレイヤー(ステレオ針)から直接PCに取り込んだWAV音源を使用しております。クリーニングやモノラル針、針圧等でノイズの軽減はありますのでご参考までにどうぞ。(古い音源は順次削除して参りますのでご了承願います。)