ネットで見つけた回路や情報をもとに自作しました。一部独自の改造を加えています。またオリジナルJan Rayと全く同じ音がでることを目指しているわけではないので、予めご了承ください。

内部トリマのSaturationは、オリジナルと同様の半固定抵抗だと頻繁に設定変えると壊れやすいので、普通のポットにして表に出しています。(通常半固定抵抗は、一度調整したら必要ない限り触らないというものなのでユーザーに自由に操作させる作りとするのは本来あまり良くありません。)
クリッピング周りをオリジナルと変えています。これによる歪み方のニュアンスをいろいろ変えて楽しめると思います。SoftとHardの2つのスイッチがそれです。
Softは、オリジナルJan Rayと同じ場所(オペアンプの増幅の帰還部分)のクリッピングダイオードの切り替えです。(通常この部分にダイオードを置いて歪ませる場合はSoft Clippingと言われます。)上がノーマルの1N4148の組み合わせです。下が2N7000というMOS FETとBAT42というショットキーダイオードの組み合わせです。MOS FETを使う場合、内部の保護ダイオードをクリッピング用として使われる場合が多いようですが、そうではなくMOS FET自体をダイオードとして使う方法を採用しています。これだと1N4148よりは歪まないのですが若干音が太めになると思います。スイッチのセンター位置はクリッピングオフです。
Hardは、初段のオペアンプのあとにダイオードを配置しています。通常はこの部分にダイオードを配置した場合はHard Clippingと言われます。Soft Clippingに比べるときつめにクリッピングされます。RATとかOCDとかはこのタイプです。スイッチの上がLEDで下がBAS33というBA282とかの代替で使われるダイオードです。センター位置は、どちらのダイオードもオフです。
Soft、Hardが両方オンの場合は、オリジナルより歪む設定となります。よくある改造のSoftだけのダイオード切り替えよりは楽しめると思います。
また、スイッチの組み合わせによってボリュームもかなり変わります(クリッピングが強い＝コンプレッションが強い＝音量は下がるということです)。特に両方オフの場合はレベルがかなり大きくなるのでご注意ください。
オペアンプは、LM1458を使用しています。LM4558という話もありますが確証情報がないのと偽物も出回っているようなので避けました。ソケットにしていますので差し替え可能です。


トゥルーバイパス仕様です。

自作のラベルシートを貼っています。
ケースは125Bとか1590Nとか呼ばれるサイズです。

動作確認済。
電源はセンターマイナス9Vです。18Vくらまでなら使用できます。電池は内蔵できません。

本体のみの出品です。

その他(注意事項)
個人の自作かつ元々自分で使うために作ったものですので、作りとしては多少の粗さがあることはご了承ください。 入金確認後翌日発送の予定ですが、仕事の都合などで遅れる場合があります。その場合は予め予定をご連絡いたします。 現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いします。落札後の動作サポートなどもいたしません。すぐの対応ができない場合があるため、落札日当日の質問は返答できません。 落札後、24時間以内のご連絡いただけない場合、3日以内にご入金いただけない場合は、お取引を停止させていただく場合があります。 新規の方は入札前に質問欄から一度ご連絡ください。連絡がない場合は落札者都合でのキャンセルとさせていただく場合があります。

◆よくある質問 以下については対応可能な場合もあるので、質問欄からお問い合わせください。 以前出品していたあの機種を出品してほしい。⇒当方が設計した基板を使ったものは再度出品可能です。 ラベル無しで作って欲しい。⇒対応可能です。 この機種を作って欲しい。⇒当方で興味があり、かつ回路図が手に入るものの場合はリクエストにお答えする場合があります。ビンテージ系機種はものによります。パーツの入手性や製作の手間を考えると限られたものになります。 こんな改造をしてほしい。⇒出品しているものの改造等のリクエストは内容により可能です。市販品の改造、修理は基本的には行っていません。 個別のリクエストの対応した場合でも基本的には出品します。もしほかの方に落札された場合は再度リクエストしてください。