ご覧いただきましてありがとうございます １９９３年江戸川乱歩の生誕１００年を記念して大正１５年の江戸川乱歩初の単行本から昭和４年の第４巻までの「創作探偵小説選集」を８００部限定で当時の装丁を可能な限り忠実に復刻しました 大正１２年「新青年」４月号に発表されました江戸川乱歩の「二銭銅貨」によって創作探偵小説の時代が訪れました 大正１５年に刊行されました第１巻「心理試験」にはデビュー作「二銭銅貨」をはじめ「Ｄ坂の殺人事件」「双生児」「赤い部屋」等の初期の短編が１１篇収録されています 昭和２年に刊行されました第２巻「屋根裏の散歩者」は表題作をはじめ「夢遊病者の死」「踊る一寸法師」「人間椅子」といった人気の短編１４篇が収録されています 昭和３年に刊行されました第３巻「湖畔亭事件」は表題作をはじめ「鏡地獄」「人でなしの恋」「火星の運河」「お勢登場」等の秀作短編９篇が収録されています 昭和４年に刊行されました第４巻「一寸法師」には表題作と「パノラマ島奇談」の中編２作品が収録されています 初版本は永らく入手困難で江戸川乱歩本人の書庫にある本も重版だったと聞きました 復刻版も８００部限定と大変少ない発行数ですので貴重な本です 限定ですので全巻初版本のみです 本書は目だった傷みや汚れはありません ３０年経過した本ですが箱も含めておおむねキレイです ページも折れや書き込みもなくキレイな状態です 「屋根裏の散歩者」の小口に薄く小さい点シミがあります(写真参照) 「湖畔亭事件」と「一寸法師」の箱の背が日焼けして若干薄くなっています 古書店で購入しましたので小さな古書店シールが後ろ見返しに貼られています ３０年経過した古い本であることをご理解の上よろしくお願いいたします #江戸川乱歩