コイン概要製造国 古代ギリシャ
発行年 紀元前 125-70 年 BC
材質  AR(argentum) テトラドラクマ銀貨(Silver)
名称   アレクサンドロス 3世
重量  15.39g
直径  約2.6cm備考  コイン専用スラブ入り
真贋
世界の2大鑑定機関NGC社、PCGS社のうち、
NGC社による真贋・鑑定を受けて認められたコインです。

NGC鑑定MS(MINTSTATE)ミントステイト流通用に鋳造されたコインだが実際は流通しなかった未使用品。
Strike    3/5 打刻状態、位置や刻印の鮮明さなど
Surface  4/5 表面状態、艶、傷の有無など
NGC Cert # 6060563-001
NGC Description c.125-70 BC THRACE, ODESSUS AR Tetradrachm
NGC Grade MS Strike: 3/5 Surface: 4/5
Pedigree obv Heracles. rv Zeus. types of Alexander III
Comment die shift
コイン意匠
表側 頭にライオンの毛皮を被った英雄ヘラクレスに扮したアレクサンドロス3世裏側 ゼウスと聖獣の鷲

アレクサンドロスはギリシャ神話の大英雄
半神ヘラクレスの化身と信じていました。

当時はコインに刻まれるのは神々などであり
生きた人間の肖像を表す事は畏れ多いと
されていた。

そのため、自身を神話の登場人物と
重ね合わせた姿で描く方法が採られた。

ヘラクレスはネメアで退治した
最強のライオンの毛皮で帽子をつくり
身に着けることで力強さをアピールした。

そのため、アレクサンドロスの頭には
ヘラクレスを象徴するライオンの帽子が
被られており、勇敢そうな鬣 タテガミ、
鼻、耳、下顎上顎、脚が刻印されている。

大王のコインはギリシア世界中で
様々な種類が発行され、最も信頼度の
高いコインとして広く流通しました。
トラキア(Thrace)は
ギリシア人の植民都市が建設されて
ペルシアのアケメネス朝の支配下に入りました。

その後、マケドニア王国によって征服されて
ローマに支配を受けました。

コイン歴史トラキア人は当時のヨーロッパでは
有数の人口と勢力を誇っており、
多数の精巧な金製品、遺物・遺跡を残しており
高度な文明を持つ民族だったとされております。

オデソス(Odessos) は
ブルガリア北東部の都市バルナの
古代ギリシャ時代における名称になります。
出品者からの一言古代アンティークコインでも有名な
アレクサンドロス3世のコインです。

全体的に丸美型のコインでグレードも高く、直径も約2.6cmあるため古代コインの中では大きめになります。
表裏とも打刻は中央に位置しておりアレクサンダーの顔立ちも勇敢さが伝わってきます。