New York Dolls Too Much Too Soon
1974年 国内 Mercury RJ-5135

センセーショナルなR＆Rスタイルを担ぎ上げたニューヨーク・ドールズが1974年にリリースした、2ndにしてラスト・アルバム。
ブルース／R＆Bの秀逸なカヴァーや、ジョニー・サンダース初のリード・ヴォーカル曲など、聴きどころ満載の名品。

ニューヨーク・ドールズはデビューアルバムとラストアルバムの2枚しかリリースしていない。ジョニー・サンダースがいなければニューヨーク・ドールズとは言えないのだ。そしてこのたった2枚のアルバムで彼らは強烈な足跡を残した。
ウルトラ・デカダンスというキャッチコピーで登場した彼らはパンクの先駆けと言われるがサウンド的にはガレージ・ロックではないか。確かにギターのジョニー・サンダースが脱退後に結成したハートブレイカーズはもろにパンクだが、ドールズは世界初のビジュアル系ガレージロック・バンドなのだ。

ゲテ物だが粗悪品ではない、下品だが優良品。このアルバム「悪徳のジャングル」邦題は何のことか分からないが内容は最高のロックンロール・アルバムに仕上がっている。これを聴いて「あ、ストーンズのパクリね」と思う人がいるかも知れないが、それは違う。逆なのだ、影響を受けたのはストーンズの方である。

到底アメリカン・バンドとは思えないニューヨーク・ドールズのパフォーマンスは多くのブリティッシュ・バンドにインパクトを与え後々まで世界中のロックシーンに影響を及ぼしている。



パンク天国 kbd Killed By Death Punk Garage ガレージ Powerpop パワーポップ Neo Mod ネオモッズ 2 Tone ツートン Neo Ska ネオスカ Pub Rock パブロック Sex Pistols clash Damned Specials Jam Gang of Four Wire Joy Division Saints Dead Boys Stooges Ramones Velvet Underground Registrators Teengenerate Guitar Wolf 5678"s Thee Michelle Gun Elephant チバユウスケ
などお好きな方にもオススメです。